構文の厳密性
構文(syntax)とは、文の中でどのように単語を配置するのが正しいかを定めた規則です。
サトゥキタンの構文は厳密に定められています。
そのため、どんなサトゥキタンの文に対しても、「構文的に正しいか」が明確に判断でき、「文の構造」をただひとつだけ読み取ることができます。
ここでいう「文の構造」とは「ある修飾詞がどの名詞にかかっているか」や「この名詞はどの動詞の目的語なのか」のような、文中における単語同士の関係性を指しており、必ずしも文の意味とは直結しません。
例えば日本語には構造が不明瞭な文として「頭が赤い魚を食べる猫」というものがあります。
この文からは、「魚の頭が赤い」と読み取ることもできますし「猫の頭が赤い」と読み取ることができます。
はたまた、「猫の頭が魚を食べる」と解釈することさえできてしまいます。これが構文の曖昧性です。
サトゥキタンにはこの曖昧さがありません。
先述の文をサトゥキタンの構文に従って書き換えてみましょう。
もし魚の頭が赤いなら
猫 {食べる 魚 {持つ 頭 赤い}}
のように表され、猫の頭が赤いなら
猫 {持つ 頭 赤い} {食べる 魚}
のように表されます。