名詞文
次は、サトゥキタンの文法的に正しい名詞文(noun sentence)の一例です。
- hanyu
- はニュ
- 問題
- fugev
- フゲン
- 難しい
- fov
- フォン
- その
- .
= その難しい問題。
名詞文は名詞から始まり、その後に0個以上の修飾詞が続く文です。 サトゥキタンにおいては、このような形のシンプルな名詞文は、質問に対する回答(日本語で「何食べる?」と聞かれて「りんご。」と返答するようなイメージ)以外ではあまり使われません。 名詞文の主な役割は、次の節で説明する主題文を作ることです。
次は、サトゥキタンの文法的に正しい名詞文(noun sentence)の一例です。
= その難しい問題。
名詞文は名詞から始まり、その後に0個以上の修飾詞が続く文です。 サトゥキタンにおいては、このような形のシンプルな名詞文は、質問に対する回答(日本語で「何食べる?」と聞かれて「りんご。」と返答するようなイメージ)以外ではあまり使われません。 名詞文の主な役割は、次の節で説明する主題文を作ることです。
サトゥキタンの動詞文は、基本的に客観的な様子を表します。
ここまでの例で使ってきた
「giputus hanyu fov. (ギプトゥース はニュ フォン) / その問題は理解されている。」
も客観的な様子を表しており、誰が理解しているかという情報がありません。
誰が理解しているかを明示するには、次のようにします。
= 私はその問題を理解している。
「'」と「,」は発音する文字であることに注意してください。
このように、「'」と「,」で文を挟んだものを修飾詞節(modifier
clause)と呼び、文法的には修飾詞と同じように機能します。
修飾詞節によって修飾されている名詞は、その修飾詞節の主題(topic)と呼ばれ、主語と似たような働きをします。
また、最後の修飾詞が修飾詞節であるような名詞文を主題文(topic sentence)と呼びます。 サトゥキタンにおけるほとんどの名詞文は主題文です。
修飾詞節は名前通り修飾詞なので、文中で使うことで「名詞や動詞に意味や性質を追加する」機能を持ちます。
= その問題を理解している私はミノリと呼ばれている。
この文では「その問題は理解されている」という性質が「私」に付与され、同時に「理解する」という動作の主体が「私」であることが示されます。 この文から1つ目の目的語を抜き出したものが冒頭の主題文であるとも言えます。
動詞文を修飾詞節にする場合の、サトゥキタンと日本語訳を比較してみましょう。
| 動詞文 | 修飾詞節 | |
|---|---|---|
| サトゥキタン | giputus hanyu fov. | 'giputus hanyu fov, |
| 日本語訳 | その問題は理解されている。 | ~はその問題を理解している |
動詞文では受動態(動作を受ける側)として翻訳されていた giputus
が、修飾詞節では能動態(動作を行う側)として翻訳されています。
このように、修飾詞節にとって主題は動作の主体を表し、修飾詞節ではない単なる動詞文は動作の主体がいない(= 受動態の)文になります。
逆に言えば、動詞文における目的語は動作の主体になりません。
そのため多くの動詞において、目的語の位置に置かれた人や生き物は、その動作を意識的に起こしているような意味を持ちません。
これを良く表しているのが次の例文です。
= 私は岐阜へ行く。 (私は私を岐阜へ動かす。)
サトゥキタンで「行く」は「fabaka(ファバカ) / 動く」を使ってこのように表します。
もしここで主題文ではなく動詞文を使って「fabakas a gifu tev.」と言うと、「何者かによって岐阜に動かされる」というニュアンスになります。
そのため、この文には主題として動作の主を表す「a /
私」と、目的語として動いている対象を表す「a / 私」の両方が常に必要です。
修飾詞節の中身を名詞文にすることもでき、この場合は「AはBだ」といった文になります。 ただし、「petas(ペタs) / 名前をもつ」や「gatas(ガタs) / 等しい」のように、どのように「AはB」なのかを表す動詞を使うほうがより適切です。
= 私はミノリだ。
通常の修飾詞節は、その動作の主となるものを主題にとります。 しかし文脈によっては、ある動作の目的語であることを表すために修飾詞節を使いたいことがあります。 このような場合、修飾詞節内の述語である動詞に接尾辞をつけて、主題が目的語であることを表します。
= 私が理解しているその問題は難しい。
接尾辞 sya(シャ) は、その動詞の1番目の目的語を構文的に省略して、主題がその目的語であることを表します。 2番目の目的語で同じことをする場合は syu(シュ) を使います。 このような文中で動作の主体を示す場合は、補助語 kuv を使って補助目的語として追加します。
同じようにして、時間や場所、その他の補助目的語で表されるものを主題とする修飾詞節も接尾辞で表すことができます。
| 接尾辞 | 主題が表すもの |
|---|---|
| sya (シャ) | 第一目的語 |
| syu (シュ) | 第二目的語 |
| bo (ボ) | 場所 |
| na (ナ) | 時間 |
| ke (ケ) | 時間・空間・概念的な始点 |
| te (テ) | 時間・空間・概念的な終点 |